ジョゼッペ・マリア・ミッテリのタロット/Tarocchini di Gioseppe Maria Mitelli

異色のゲームカード

ミテッリのタロットは複数のメイカーで復刻されており、各所で取り上げられ解説されています。

原版にもバリエーションがあり、フランス国立図書館のデジタル書庫に3タイプが展示されています。こちらの復刻版は、モノクロの原版を彩色して復刻したように見受けられます。

ジュゼッペ・マリア・ミテッリ(1634-1718)は、バロック時代のイタリアの彫刻家、画家。彼は著名なクアドラトゥーラ画家アゴスティーノ・ミテッリの息子。1660年頃、プロスペロ・ベンティヴォーリオ伯爵(ボロネーゼの有力な一族の一員)のために、新しい形のタロッキーニ(古典的なタロットの変種)を使ったタロットのゲームを作成。 この作品は、典型的なバロック様式の62枚のカードで構成されており、今日でもミテッリの芸術作品の最高傑作の1つと見なされる。イタリアの美術史家ジョルダーノ・ベルティは、ミテッリの生涯と作品に関する研究の中で、ミテッリのタロッキーノを「創造性の宝石、空想の飛翔、完璧な様式の練習」と定義した。ミテッリは、コインのエースに自画像を描き、INV DIS & INT(「発明、描画、彫刻」)を追加した。

 

本作品についてどちらの解説を読んでも、ボローニャ・スタイルと呼ばれるデザイン、おそらくゲーム用の特殊な62枚のセットというユニークかつ当時の版画術における最高水準とも言える完成度の高さが絶賛されています。

4人の「教皇」も特徴的で、東西の皇帝さんに大公さんもいらっしゃりと支配者複数のミンキアーテをほうふつとするところ。ミッテリのモノクロの作品では、教皇の札の片隅に1~4の数値が振られているんですね、これが手書きとのことで、よって、オリジナルは手書きであろうことが参考サイトに記載されております。

図書館情報では、「手彩色エッチング、1664年」とのこと。

 

見どころ

美しいファンシーで寓意的なイメージ、中にはスタンダードな22枚の大アルカナを思わせる死神や悪魔のような札あり。。しかし番号がないので配列が難しい。こぼれ落ちる貨幣がよく登場する。。

22枚の切り札、4枚の人物札、4スートごとにACE、6〜10の数札という異色の配列・・・2、3、4、5は不要? 札にはタイトルなくも、ローマ数字は表記されているのですよ。「数」にまつわる思考が求められるゲーム? 何か規則性を読み解きたくなる札構成ですね、、と筆者の脳内会議がやみません。

メダリオン(貨幣)の中に描かれているものなんかも・・

鳥さんたち・・色々な種類の色々な習性がわかるイメージ・・なぜ鳥?

妖怪?ちょっとこわい

 

普通の人? 悲しそう。。

 

ウェイトの剣の9のベッドサイドの模様を思い出してしまった

 

 

スペック

彫刻家:G. M. Mitelliの1664年作品の復刻版
メイカー:Dal Negro
総札枚数:62枚 14 x 7.2cm
紙質がすこぶる1700年代イタリアンの趣きあり。主催者所有のデッキ、2013年頃ですか、木星王先生の館で購入したんですよ、をスキャンしました☆彡
再スキャンが必要なものもありますが、とりあえず、絵柄をお伝えしたいので、不具合はご愛敬ということで😊

大アルカナ

小アルカナ

WAND

 

CUP

SWORD

MEDALION

ジョゼッペ・マリア・ミッテリのタロット/Tarocchini di Gioseppe Maria Mitelli” に対して3件のコメントがあります。

  1. にゃあ より:

    アップありがとうございます。毎月楽しみにしています。これは Il Meneghello の Tarocchio Bolognese の彩色版ですね。

  2. にゃあ より:

    アップありがとうございます。毎月楽しみにしています。これは Il Meneghello の Tarocchio Bolognese の彩色版ですね。

    Fante di Spade が Fante di Bastoni になっています。

    1. user より:

      こんばんは、ご指摘誠に恐縮です、ありがとうございました。
      思わず「何でここにいるんだ!?」Fante di Bastoni君に言ってしまいました。。
      もちろん、彼に罪はございません。。
      いつも詳細に観ていただけまして、ありがたく存じております。
      今後とも何卒、宜しくお願い申し上げます!

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