ヴィスコンティ・タロット・ブレラ・ブランビラ版/The Visconti Brera-Brambilla Pac
現存する二枚のみの大アルカナ
スペック
制作年 | 1400年代中期 掲載画像は現代の復刻版約 |
カードサイズ | 17x9cm |
言語 |
なし |
枚数 |
大アルカナ2枚、人物札6枚、数札39枚 合計47枚 |
All Images Copyrignt©ILMENEGHELLO |
カード情報)イタリア、ミラノ第三公爵フィリッポ・マリア・ヴィスコンティのために画家ザヴァッタリによって描かれた可能性が指摘されている後期ゴシック美術様式のタロットです。ミラノのブレラ美術館に残っている総勢45枚の絵札。欠損が多くも、現存しているヴィスコンティ版の中では最も美しい金箔タロットでもあり、世界各地のタロット愛好家から復刻が待ち望まれていた作品です。
ミラノのブレラ美術館Pinacoteca di Breraに所蔵されており、寄贈者ジョヴァンニ・ブランビラGiovanni Brambillaの名前にちなみ、ヴィスコンティ・ブレラ・ブランビラ版と呼ばれています。現存しているのは45枚の絵札。
イタリアのカードメイカー・オスワルド・メネガッツィ氏によるハンドメイドの復刻版をご許可をいただき掲載中。色彩やライン等細部に渡って原版に忠実に再現しており、美術館所蔵の作品と見分けがつかないほどにうり二つの仕上がり。
小アルカナ
SWORDS
最古のヴィスコンティ版とされるも、湾曲している剣の札を見るに一考の余地があるところでは。
タロット史においては、マルセイユ・タロットあたりからソードの湾曲が観られるとのことで、ヴィスコンティのベルガモ・パックとキャリー・イエール・パックでソードが垂直のタイプでありますため、制作年代については慎重に取り扱われるべきでしょう。